ねこやすの不思議雑記

怖い、不思議 気になる世界の話

猫にまつわるオカルト

 

 



 





猫に限らず、動物の妖怪や神様って沢山いますよね。人を助けたり欺いたり、怖がられたり、信仰されたり。

 

 基本的には動物が畏怖の対象になる理由って、病気を媒介するから遠ざけられているんではないかと思います。昔は村人一人が病気になることで、その家どころか村全体まで危険にさらしてしまう可能性があるんですから当然ですよね。

 

 

 その一方で人の暮らしの助けになる動物も沢山います。馬や牛は人や荷物を運んでくれ、犬は猟を手伝う。

 

 そうして怖がられつつも有難がられていたから、動物は妖怪にされたり神様にされたりしたのでしょう。

 

 お稲荷様や犬神信仰、隠神刑部という狸の神様。牛と馬の頭をもつ鬼、牛頭と馬頭、化け猫、又猫

 

 

 猫はもともと、日本には生息しておらず、奈良時代から平安時代の1200~1300年前、中国から仏教が伝えられた際に、大事な経典をねずみの害から守るために船に乗せられ日本にやってきた言われています。

 

 可愛らしい見た目とうらはらに鋭い爪と牙を持ち、暗闇の中で目を光らせ俊敏に狩りをする。そんな姿が昔の人々の想像をかきたて、数多くの猫妖怪が生まれたのでしょう。

 

 

 

 猫は10年生きると化け猫や又猫になると言われているのですが、化け猫は人の言葉を話し、死体を躍らせたり人を襲って食べてからその人に化けてなり代わったりする。

 

 又猫の場合は、野良猫ではなくペットが又猫になるケースもあり、飼い主に恩返しをするとも言われています。

 

 ちなみに化け猫のしっぽは1本、猫又は2本。

 

 

 そしてそこからさらに20年、年をとると猫魈(ねこしょう)という大妖怪になり、強い霊力と人を超越した知識と3本のしっぽを持ち、化け猫や猫又を従えるボスのような妖怪になるそうです。

 

 

 

 

 そういえば、猫の瞳は時間帯や明るさに応じて形を変えるらしく、忍者はこれを猫目時計とよんで時間を把握する目安にしていたそうです。