今回は青森県のオカルトについて書きたいと思います。
理由は単純に、今年のお盆に生まれ故郷である青森に十数年ぶりに行く事になりまして、そういば青森は恐山だのイタコだの八甲田山だのと霊的といいますか、そういった要素の多い場所だったので、あらためて青森県のオカルト的なものを調べてみようと思ったのです。
ちなみに私は幼い頃に家族で東京に移り住んだので青森のことをほぼ知りません。
まず有名なのはやはり恐山のイタコでしょうか
イタコは恐山の奥深くで修行を続けているミステリアスなイメージがあったのですが、普段は普通に青森県内に暮らしていて、恐山にいるのは夏と秋の例大祭の時のみで、料金は5000円程で長蛇の列に並ぶ必要があります。
ちなみに外国人の霊の降霊を頼むと、イタコの人に日本語だけど大丈夫ですか?と言われるそうです。かつてマイケルジャクソンの降霊を頼んだらマイケルが流暢な津軽弁で話しだした。というのも有名な逸話ですよね。
山関連で次に思いつくのが八甲田山ですかね。
オカルト界隈では明治35年に発生した「八甲田山雪中行軍遭難事件」が有名で、日本陸軍の歩兵隊が訓練中に遭難し、参加者210名中199名が亡くなるという凄まじい事件のあった場所で、それゆえか幽霊の目撃談や怪奇現象の体験談の多い心霊スポットになっています。
また八甲田山は日本でも有数のUFOの目撃地帯でもあり、ときおり山全体が振動しているようなサイレンのような音を放つことがあり、山の内部にUFOの発着場や基地があるのでは、なんて噂もあります。
あとはオカルトではないのですが、キリストの墓があります。
イエスキリストが実は日本に逃れていて、中部アジア、中国、シベリア、アラスカを経由して青森県の八戸(はちのへ)に上陸し106歳の寿命を全うしたという説に基づいてきます。
毎年6月にキリスト祭という鎮魂祭が開かれ、柵で囲われた十字架の周りでナニャドラヤという踊りを奉納します。
このナニャドラヤ、いったいどんな踊りかというと、日本最古の盆踊りと言われています。
着物を着た女性たちが十字架の周りで盆踊りを舞うエキゾチックとも言えるような不思議な祭りです。
今の年齢で父親の実家に滞在するというのは正直、ちと面倒くさいなあと思っていたのですが、あらためて生まれ故郷の知らない文化や食べ物、酒なんかを楽しんでこようかな、と思います