聞いたこと自体はある人も多いと思います。
学生の頃などに友達に似ている人をみかけると、後日、その友達に昨日駅でお前のドッペルゲンガー見たぞ、お前駅行ったら死ぬんじゃないか、とか言ってみたり。
これもだいぶおかしな事言ってますけど馴染みのある俗信というかネタですよね。
ドッペルゲンガーはドイツ語で「ある人物と同一の姿かたちをもつ分身」
英語では「ダブル」
漢字では「複体」と書くこともあるそうです。
Wikipediaによると自分自身の姿を自分で見る幻覚の一種で「自己像幻視」とも呼ばれる現象とあります。
ドッペルゲンガーの特徴をあげると
本人と関係のある場所に現れる
ドアを開け閉めできる
忽然と消える
2回見ると死ぬ(似てる当人ではなく目撃した者が)
むかし、mixiが流行ってた頃、怪談好きのコミュニティのオフ会に誘われて行ったのですが、メンバーが経営しているバーを貸し切って、参加者がとっておきの怪談を披露したり自慢のオカルトアイテムを持ち寄ったりと楽しい会でした。
その中で、自分のドッペルゲンガーが現れた経験を話してくれた人が2人いて、本人の体験した話や、身近でおきた話など、いくつかエピソードを語ってくれたのですがその内容が
数日前、パチンコ屋でお前を見かけた、大当たりしてたので声をかけたのに全く反応してくれなかった。→昨日はパチンコには行っていない。
かわいい女の子と歩いてるのを見かけた。ずいぶん楽しそうにしてたけどいつの間に彼女出来たんだよ→彼女なんて出来てないしそもそも外出してない。
かっこいい車乗ってたね、いつ買ったんだよ→買ってない乗ってない。
といった感じのものでした。
全部の話を総合してみて思ったのが、共通点として「ドッペルゲンガーのほうが良い思いをしている」ということ。
かなりオカルト的な結論になってしまうんですが、自分の中の無意識な願望や羨望が形として現れた。ドッペルゲンガーってそういう類の怪談なんだなあ、と思いました。